船長さん・船員さんにも安全と安心を!

当初より、このシステムの開発にあたっては、大きな期待とともに、懸念も抱いていました。

航行中に他船の位置がわかることによる安心感、いざという時やインシデント発生時に“誰かが見ていてくれる”という心強さ。将来的には、お客様への情報開示によって、業務への誇りにもつながるかもしれません。

その一方で、この仕組みによって、船長さんや船員さんが「(会社に)監視されている」と感じてしまう心理的な抵抗が生まれる可能性があります。

この取り組みは、使い方ひとつで「安心」にも「監視」にもなりえます。

そしてもし、「監視されている」というストレスが積み重なれば、意識的にも無意識的にも、「位置を開示しない」という選択につながりかねません。それは、この仕組みが本来目指していた安全を、むしろ損ねてしまうことになります。

そこで、ご利用中の皆さま(特に管理者の皆さま)にお願いです。
添付のスライド資料をご覧いただき、現場で働く船長さん、船員さん、スタッフさんの心理的な安全へのご配慮くださるよう、関係者間で資料の共有をお願いいたします。

心理的安全について(GoogleDriveにて共有)
「位置を開示することが、自分の安心にもつながる」と思える。
そんな環境が育っていくことを願っています。

注目された記事

State of the Map Japan 2025にて、登壇発表をさせていただくことになりました

堂島浜船着場の供用が始まっています