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SotM JAPAN 2025 での発表・パネルディスカッションの様子が配信されています

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先日ご紹介いたしました State of the Map Japan 2025 での登壇およびパネルディスカッションの様子について、アーカイブ配信が始まりましたのでご案内いたします。

使用している衛星測位技術について

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2025年12月17日に予定されていた「みちびき5号機」の打ち上げが中止となってしまいました。原因追及のうえ今後5号機の打ち上げが成功することを願いつつ、よい機会ですので、当プロジェクトで使用している衛星測位技術についてご紹介します。 GNSSとは 当プロジェクトに限らず、スマートフォンやカーナビなどにおいて現在地が分かるのは、上空を周回する複数の測位衛星から電波を受信し、その到達時間の差から位置を計算しているためです。この仕組みの総称を GNSS と呼び、GPS、Galileo、GLONASS、BeiDou、日本の準天頂衛星システムQZSS(みちびき)などが含まれます。スマートフォンは複数のGNSSを同時に利用し、より安定した測位環境を確保しています。 かつて日本でも総称としてGPSと呼ばれていましたが、現在はGNSSという呼び方に改められています。 GNSSの仕組み GNSSは、衛星から送られる正確な時刻情報付きの電波の到達時間から距離を算出し、4つ以上の衛星との距離から現在地を推定します。しかし都市部では、高層ビルが林立する“アーバンキャニオン”により衛星が見えにくく、反射した電波(マルチパス)が混ざることで位置が不安定になりやすくなります。都市部河川は特に、左右を建物に囲まれた「細い谷」のような環境が多く、衛星の見通しが制限されます。 二周波受信の活用 こうした環境に対応するため、小型船舶位置共有システムでは通常はL1信号のみを受信する一般的なスマートフォンを使用しつつ、アーバンキャニオンを頻繁に航行する船舶には、L1信号と周期の異なるL5信号の受信も可能な機種を実験的に導入しています。L5はマルチパスの影響を受けにくく、L1との組み合わせにより都市部での測位が比較的安定しやすくなる場面があります。 みちびき(QZSS)の役割 さらにQZSSは、準天頂軌道により日本のほぼ真上に長時間とどまる衛星を確保できる点が特徴です。真上に近い衛星からの電波は遮られにくく、都市部河川でも衛星の“見えやすさ”を補う役割を果たします。2025年12月17日に予定されている「みちびき」5号機の打ち上げは、こうした都市環境での測位を支える基盤をさらに強化するものとなります。 みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 GNSSが機能しない環境について 一...

船長さん・船員さんにも安全と安心を!

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当初より、このシステムの開発にあたっては、大きな期待とともに、懸念も抱いていました。 航行中に他船の位置がわかることによる安心感、いざという時やインシデント発生時に“誰かが見ていてくれる”という心強さ。将来的には、お客様への情報開示によって、業務への誇りにもつながるかもしれません。 その一方で、この仕組みによって、船長さんや船員さんが「(会社に)監視されている」と感じてしまう心理的な抵抗が生まれる可能性があります。 この取り組みは、使い方ひとつで「安心」にも「監視」にもなりえます。 そしてもし、「監視されている」というストレスが積み重なれば、意識的にも無意識的にも、「位置を開示しない」という選択につながりかねません。それは、この仕組みが本来目指していた安全を、むしろ損ねてしまうことになります。

使用している背景地図 OpenStreetMap について

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当プロジェクトでは、地図データや地図画像に OpenStreetMap (OSM)を利用しています。(位置補正に必要なデータや水域名称等を除きます) OpenStreetMapのサイト OpenStreetMapとは OSMは、誰もが自由に利用でき、なおかつ編集可能である オープンデータ として世界地図を作る共同作業プロジェクトです。毎日、世界中のボランティアの共同作業によって、地図データが加筆修正され続けています。 なぜOSMなのか 水域利用者にとっては、河川や港湾などの水域や橋、河川施設等の地図が重要となりますが、他の地図サービス等では小さな橋の名称が管理されておらず表示されないケースがあります。一般的に地図サービスを利用する大半のユーザーは、陸上での利用が中心ですので、河川上の施設がランドマークとして重要視されにくいためです。 OSMは、自分たちが必要とする地図データを自分たちの手で整備し共有できますので、そうしたニッチな用途にも活用することができます。 また、地図データや画像を利用するだけでなく調査結果を積極的に加筆修正し、自らが必要とする地図データを充実・改善していくことが可能となります。それがたとえ小さな情報であっても、もしかすると誰かにとって有益な情報になるかもしれません。 OSMの活動にご興味・ご関心ございましたら、是非以下のリンクをご参照いただくか、 お問い合わせ よりご相談ください。一緒に活動してくれる協力者を募集しています。 OpenStreetMap Japan OpenStreetMap 初心者ガイド LearnOSM はじめてからのOpenStreetMapガイド